プロジェクトパートナーの募集

 地球緑化クラブは地球温暖化対策に向けた植林事業、砂漠緑化活動、企業CSR活動などをご提案いたします。事業規模の大小は問いません。企業、団体、個人のみなさまからのご要望に沿えるようなプロジェクトをご用意いたします。
 みなさまのご期待以上の活動ができるよう、経験豊富なスタッフがご対応いたします。どうぞお気軽にお問い合わせください。

地球緑化クラブ~「5つ」の約束~

  • 1. 地球緑化クラブは非営利団体です。
  • 2. 現場をいちばんに考えます。
  • 3. 現地の人との関係を大切にします。
  • 4. 持続可能な活動を目指します。
  • 5. 技術向上を常に心がけます。

その3 現在の様子と今後の予定

 ホンシャンダーク沙地での活動は、村単位で行っています。村に設置されている村民委員会と共に行うことで、砂漠緑化活動だけではなく、村おこしを行い村民の生活を安定化させるねらいです。本団体は、村民委員会の代表と共に砂漠化した土地を訪問し、緑化活動を兼ねた開発を検討しています。

 ヤギ・ヒツジの放牧に依存しすぎる産業を見直し、現在では植物の根までは食べない乳牛への移行も随時行っています。また、アンズ園を造成し、畜産業から農業へ転換する試みも行われています。

 一方、新しい植栽方法も、村民委員会と共に試みています。流動化が起こり始めている地区では、砂の移動をとめる「草方格」の代わりに、草方格の資材としても利用されるサリュウを列状に挿し木することで砂防作業と緑化を同時に行っています。激しい流動化が起きていないため、草方格を造成するまでには至らないと判断したためです。

 このように比較的条件の良い砂漠化地帯では、緑化活動を通じてあらゆる可能性に挑戦しています。今後も現地の環境や技術に目を向け、新たな活動を目指す考えです。

村民委員会代表と視察
   村民委員会の代表と、砂漠化が進む土地を視察。砂漠化の進行度合いや気候条件などを見極め、最善の活動を模索する。
 現地で飼育されている乳牛
   乳牛はヤギやヒツジのように毎日放牧する必要もなく、家畜小屋内での飼育が可能。放牧を行っても根まで食べることはほとんどなく、砂漠化の進行を抑制する新たな畜産業として注目されている。
 砂漠化した土地に造成されたアンズ園
   砂漠化した土地の新しい緑化法として、アンズ園の造成がある。植栽されたヤマアンズは自生種で、生態系への影響も少ない。放牧が禁止された土地での新しい産業として、現在注目を浴びている。
 流動化しそうな土地での新たな植栽法
   流動砂丘では「草方格」などによる治沙を行ってから緑化しなければならない。当地は完全な流動砂丘ではなく、半固定砂丘の状態。草方格を造成するまでもないが、直接の植栽では砂の移動により根が露出する可能性もある。そこで草方格にも利用されるサリュウなどを列状に挿し木することで、砂防効果も兼ねようという試み。3m間隔の列植で、その間にはヤマアンズや牧草などを植栽することも可能。

前のページに戻る

地球緑化クラブの活動に寄付・募金をする