プロジェクトパートナーの募集

 地球緑化クラブは地球温暖化対策に向けた植林事業、砂漠緑化活動、企業CSR活動などをご提案いたします。事業規模の大小は問いません。企業、団体、個人のみなさまからのご要望に沿えるようなプロジェクトをご用意いたします。
 みなさまのご期待以上の活動ができるよう、経験豊富なスタッフがご対応いたします。どうぞお気軽にお問い合わせください。

地球緑化クラブ~「5つ」の約束~

  • 1. 地球緑化クラブは非営利団体です。
  • 2. 現場をいちばんに考えます。
  • 3. 現地の人との関係を大切にします。
  • 4. 持続可能な活動を目指します。
  • 5. 技術向上を常に心がけます。

ホンシャンダーク沙地での活動

    

ホンシャンダーク沙地での活動の目次

その1 黄砂の発生源

 中国語で「沙地」とは、人為的に砂漠化した土地を言います。ホンシャンダーク沙地もその名の通り、かつては緑豊かな大草原でしたが、近年砂漠化が急速に進行した土地です。 

 そのおもな要因は、クブチ砂漠同様カシミヤヤギの過放牧です。近年、カシミヤ製品が安く購入できるようになった背景には、過放牧による砂漠化があることを忘れてはなりません。そして、砂漠化の進行により、粒子の細かい砂は偏西風に乗り、黄砂となり日本へも飛来するようになりました。黄砂は中国の工業地帯で発生するPM2.5を吸着さることで、更なる被害を及ぼしています。砂漠化の原因、黄砂による被害を考えると、私たち日本人も砂漠化防止のための活動を行わなければならないと考えいています。

放牧は禁止された
   現地政府は放牧による砂漠化が深刻と考え、砂漠化地帯での放牧を禁止した。しかし、牧民たちは放牧を行わなければ生活ができず、監視が緩い早朝や夜間に放牧を行っている。
 流動化しつつある砂丘
 クブチ砂漠に比べ年間降水量が多い当地は、過放牧であっても緑地は回復しやすい環境にある。しかし、流動化してしまった砂丘はそうもいかない。流動化してしまうと、自然の回復力では再生は困難となる。当地の砂丘も流動化の兆しがみられている。
 民家のすぐ後ろには砂丘が迫ってきている
   民家の周りでは特に放牧が頻繁に行われるため、周囲を砂地で覆われる結果となった。砂丘が流動化すると、これらの民家も数年後には飲み込まれてしまう恐れがある。
 砂の移動により倒れる寸前のニレ
   砂の飛散により大きく成長をした木々も、危機的状況にある。根の露出により多くの危機が倒れる寸前となっている。周辺地域の緑化が急務となる。