プロジェクトパートナーの募集

 地球緑化クラブは地球温暖化対策に向けた植林事業、砂漠緑化活動、企業CSR活動などをご提案いたします。事業規模の大小は問いません。企業、団体、個人のみなさまからのご要望に沿えるようなプロジェクトをご用意いたします。
 みなさまのご期待以上の活動ができるよう、経験豊富なスタッフがご対応いたします。どうぞお気軽にお問い合わせください。

地球緑化クラブ~「5つ」の約束~

  • 1. 地球緑化クラブは非営利団体です。
  • 2. 現場をいちばんに考えます。
  • 3. 現地の人との関係を大切にします。
  • 4. 持続可能な活動を目指します。
  • 5. 技術向上を常に心がけます。

その3 現在の様子と今後の計画

 現在、カラマツの植栽数は5万本を超えました。1本あたり250kgのCO2を固定化すると仮定すると、将来的には12,500tものCO2削減を実現することとなります。日本の1世帯当たりの年間排出量はおよそ5tと言われています(2011年)。この森だけで2,500世帯分の年間排出量を固定化させることになります。今後、こうした森をさらに増やし、少しでも温暖化防止に貢献できればと考えています。

 ヤマアンズやサジーなど、換金性の高い植物も順調に成長しています。牧草となるニンティアオ(マメ科低木)は、初夏に黄色い美しい花を咲かせます。今後は定期的に刈り取り、家畜の飼料として活用する予定です。刈り取り後は萌芽更新を繰り返し、株はさらに大きくなり、寿命もながくなります。ヤマアンズも実をつけるようになりました。1本あたり300個以上の実をつけている木も見かけます。杏仁豆腐の原料として出荷できる日も間近です。サジーも実をつけています。秋の作業中に、この酸っぱい実を食べると元気が出ます。また、実生やランナーにより株数も増えています。環境が整えば、こうして自然の力で緑が増えることも大いに期待できます。

 生態系も回復しつつあります。今まで見かけることがなかった花、生き物を数多く見かけます。また、村人ですらここ数十年見ることがなかったという、野生のシカも親子で現れるようになりました。生き物にとっても繁殖しやすい森となりつつあるようです。

 今後は、果樹類の収穫して得られた収益は、灌漑などの管理費を除き全額村人で分配してもらう予定です。この森を通じて、村人たちが少しでも豊かになってもらえたらと願っています。

美しい花を咲かせる檸条(ニンティアオ)
   家畜のエサともなるマメ科の低木檸条(ニンティアオ)。6月になると一面黄色い花で埋め尽くされます。
 実をつけるようになったヤマアンズ
   ヤマアンズもたくさん実をつけています。まだ木が小さいため数は多くありませんが、数年もすれば1本あたり500個以上の実をつけるようになります。
 びっしり実をつけた沙棘(サジー)
  枝にびっしりと実をつけるグミ科の低木沙棘(サジー) 。マメ科のニンティアオと共に空中窒素を固定する菌を根に持つため、土壌を改良する役割もあります。今では自然繁殖をしています。
 見かけることがなかった草花
   調査をしていると、前年見かけることがなかった花を見かけます。去年はこんな花咲いてなかったなーと毎年言っている気がします。
 花の蜜をなめる昆虫
   花が増えれば昆虫も増えます。やはり年々種類が増えているようです。新しい昆虫探しは、単調な現場での調査の楽しみでもあります。

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