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 地球緑化クラブは地球温暖化対策に向けた植林事業、砂漠緑化活動、企業CSR活動などをご提案いたします。事業規模の大小は問いません。企業、団体、個人のみなさまからのご要望に沿えるようなプロジェクトをご用意いたします。
 みなさまのご期待以上の活動ができるよう、経験豊富なスタッフがご対応いたします。どうぞお気軽にお問い合わせください。

地球緑化クラブ~「5つ」の約束~

  • 1. 地球緑化クラブは非営利団体です。
  • 2. 現場をいちばんに考えます。
  • 3. 現地の人との関係を大切にします。
  • 4. 持続可能な活動を目指します。
  • 5. 技術向上を常に心がけます。

その4 低木~草本

 写真
一般名
 科/属
代表品種
 説明  経験
 
沙打旺
(サダワン)

マメ科
/オウギ属


直立黄蓍(オウギ)ほか
 草丈0.5~2m
耐乾・耐暑・耐乾性などに優れた中国三北地区に分布する多年草。奇数羽状複葉の形をとり、葉軸に小葉7~23枚を付け一枚の葉を形成する。-30度以下でも生育できる。タンパク質が豊富で干草にすると15~16%にもなる。緑肥としても用いられ、窒素固定の作用も合わせ土壌改良に向く。砂丘内でも播種してから3年ほどで1.5mまで生長する。
 流動砂丘を緑化する上で外すことのできない優良植物。流動砂丘の草方格内に直播することができ、雨期であればかなりの発芽率を確保できる。しかし、雨期をはずしたり8月以降の播種であると生育は難しくなる。播種してから2年で花を付け、3年目頃から多くの種をつけるようになる。「羊柴」同様窒素固定や落ち葉の影響で数年で地表(地中)の変化が大きく見られる。ただし、5年目頃から株が小さくなり勢いがなくなる。しかし、その間に実生更新するので緑が減少するわけではない。
 
沙蒿
(サーホウ)
キク科
/ヨモギ属


黒沙蒿・光沙蒿・矮沙蒿 ほか
 草丈0.3~0.8m
耐乾・耐暑・耐寒性などに優れた中国北部地域に分布する多年草。主根は深さ1、5~2m、最深3~4mにも達する。側根は半径60cm。土壌含水量1%以下になると枯死し始めるが、それ以上であれば生息可能。家畜の優良飼料ともなる。
 この植物を特に砂漠緑化のために用いたことはない。というのも、草方格などで流動砂丘を固定すると自然とこの植物が生えてくるからである。それだけ自然適応力が高く、繁殖力も強い。治砂のことだけを考えるとこの植物と「沙米」で十分かもしれないが、やはりその後の利用価値を高めるためや、あらゆる植生を増やすためにはマメ科などの植物を入れていく必要がある。
 
沙米
(サーミー)
アカザ科
/スナヨモギ属

沙蓬 ほか
 草丈0.5~0.7m
耐乾・耐暑・耐寒性などに優れた中国北部地域に分布する1年生草本。特に乾燥に強く、流動砂丘内でも条件がよければ自生する先駆固沙植物。たくさんの刺がある。主根はあまり発達しないが側根は8~10mも伸びる。多少の流砂では倒れず枯れない。生長のよいものでは1株あたり8000~15000粒の種子をつける。
 「沙蒿」同様流動砂丘を固定すると自然発生する植物。あえて種子を買ってきて播種する必要はなく、砂の移動さえ抑えることができればかなり高い確率でこの植物は生えてくる。中国の砂漠に育つ植物図鑑などではじめて目にした言葉だが「先駆固沙植物」という言葉がぴったりの植物。緑化作業の休憩中、砂丘に腰を下ろし地面に手をつくとこの刺がよく手に刺さる。
 
芦草
(ルーツァオ)
イネ科

芦葦・芦草
 ほか
 草丈1.3~1.8m
耐塩性などに優れた中国全土に分布する多年生草本。地中水分が豊富な湿潤な土地に密生する。耐塩性に優れているが、塩が多いと丈が低くなったり、葉が変形することがある。
 湿潤な土地を選ぶため、流動砂丘自身にはもちろん生息しないが、砂丘と砂丘の間、すなわち丘間低地によく生息する。砂丘のそれほど大きくない(10m以下、沙地)丘間低地は地下水が高く生育しやすい環境にある。クブチ砂漠の丘間低地では良く見かける。
 
蓼子朴
(リャオツーポー)
キク科

黄喇嘛
 ほか
 草丈0.2~0.4m
耐塩性などに優れた中国三北地域に分布する多年草。荒漠草原や荒漠、固定・半固定砂丘などに多く見られる。優良固砂・水土植物。初夏に黄色の花をつけ蜜源植物となる。
 丘間低地によく見られ、6月頃黄色い綺麗な花をつけミツバチが良く蜜をとりに来る。株自体はかなり大きくなり、根茎が良く発達する。
 
苦豆子
(クードウツ)
マメ科

 草丈0.2~0.6m
耐乾・耐暑・耐寒・耐砂圧などに優れた中国三北地域に分布する。奇数葉状複葉の形をとり、葉軸に小葉15~25枚を付けて1枚の葉を形成する。地上部及び種子は毒をもち、食すると消化不良や痙攣が起きる。死に至る場合もある。根は漢方薬として用いられる。優良緑肥植物。
 (クブチ砂漠の)砂丘に近い荒地でよく見かけ、自生するマメ科植物のほとんどをこの植物が占めるといっても良いくらい目に付く。毒を持つため家畜も食べることはない。ただし、緑肥には向いているようなので、使い道は多くあると思われる。6月に淡黄色の花をつけるが、特別綺麗ではない。苦豆からとれるのハチミツはクセがなく人気が高い。

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